ソウル広蔵市場でユッケを味わう
先日、久しぶりにソウル広蔵市場(カンジャンシジャン)に行ってきました。広蔵市場は、相変わらず活気に満ちていて、市場の中を歩いているだけでも楽しい気分になります。場所は地下鉄1号線の鉄鐘路5街(チョンノオガ)駅の8番出口を出てすぐのところにあり、アクセスも非常に便利です。
この日は、約一年ぶりに再会する鉄道写真家の米屋こうじさんと待ち合わせをしました。目的は、広蔵市場で有名なユッケを味わうこと。市場内のお店で、新鮮で濃厚な味わいのユッケやピンデトッ(빈대떡)を楽しむことができます。米屋さんとの会話の中で、京畿北部の代表的な鉄道交通路線だった郊外線が、21年ぶりに運行を再開したという話を聞きましたが、現地に住んでいる私ですら知らなかった話題で、米屋さんの鉄道に関する幅広い知識には改めて驚かされました。鉄道写真家としての視点から語られる話はどれも興味深く、郊外線再開にまつわるエピソードや鉄道の歴史についての詳しい解説には引き込まれました。
広蔵市場の賑やかな雰囲気の中で、美味しいユッケとピンデトッ、それとマッコリを堪能した一日。市場の活気や食文化、そして思いがけない鉄道の話題を通じて、日常から少し離れた素敵な時間を過ごすことができました。




ユッケ(육회):
韓国の伝統的な料理で、生の牛肉を使用した一品です。細切りにした牛肉に、ごま油、醤油、にんにく、砂糖、塩などで味付けをし、梨の千切りや卵黄を添えて提供されることが一般的です。
ピンデトッ(빈대떡):
韓国の伝統的なチヂミの一種で、緑豆を主原料とした生地を使った料理です。緑豆をすりつぶして作った生地に、もやし、ネギ、キムチ、豚肉、または海鮮などを混ぜ合わせ、鉄板で焼いたもの。