異国で知った、日本の家電の底力
韓国での生活も気づけば30年以上、そのうち一昨年前までの10年間は日本で生活をしながら月に一度韓国に戻るという生活をしていた。
日本と韓国の文化や習慣にはさまざまな違いがあるが、その中でも特に驚かされるのが「家電の耐久性」の差だ。
日本で過ごした直近の10年間、我が家のテレビ、冷蔵庫、炊飯器、洗濯機、掃除機といった生活必需品の家電は、一度も故障することなく働き続けてくれた。しかし、この期間の韓国の自宅では事情が違う。なんと、同じ10年間でテレビは2回、冷蔵庫は1回、炊飯器は2回、洗濯機は1回、掃除機に至っては2回も買い替えることに。ちなみに冷蔵庫も洗濯機もそれほど長い期間使っていたものではない。
もちろん、使用頻度や個体差もあるだろう。しかし、それにしてもこの違いは無視できない。我が家のこれらの家電は現在、掃除機を除いてすべて韓国製。次に壊れるのはどれかと、少しヒヤヒヤしながら日々を過ごしている。
あまりにも短い炊飯器の寿命
特に驚いたのは炊飯器の故障の多さだ。私が韓国に来た当初は、日本の象印やタイガーの炊飯器が大人気で、日本に行く人は必ずお土産に持ち帰っていた。しかし、韓国メーカーが「国産でも高性能な炊飯器」を打ち出すようになると、そうした光景も見られなくなった。
ところが実際に使ってみると、韓国製炊飯器の寿命は驚くほど短い。日本の炊飯器なら10年以上問題なく使えることも珍しくないが、韓国製は3年ほどで調子が悪くなることが多い。修理するにも費用がかさむため、結局買い替えを選ぶことになる。ちなみに韓国製の炊飯器は現在、日本円で3-6万円が一般的だと思う。
ところが実際に使ってみると、韓国製炊飯器の寿命は驚くほど短い。日本の炊飯器なら10年以上問題なく使えることも珍しくないが、韓国製は3年ほどで調子が悪くなることが多い。修理するにも費用がかさむため、結局買い替えを選ぶことになる。ちなみに韓国製の炊飯器は現在、日本円で3-6万円が一般的だと思う。
日本製を使いたい、でもハードルが高い
私も日本人なので、できれば信頼性の高い日本製を使いたい。ところが、ここで大きな壁になるのが「電圧」の違いだ。
日本の家電のほとんどは100V仕様。一方、韓国は220V。日本の炊飯器を韓国で使うには変圧器が必要になるが、これがなかなか厄介だ。大きくて場所を取るし、重いのでちょっと動かすときも面倒。加えて、変圧器を使っても長期間の使用には不安が残る。
海外仕様の220V対応炊飯器を購入するという手もあるが、これも一筋縄ではいかない。ネットショップの販売店の対応がまちまちで、修理やサポートが受けられるか不透明。そもそも、どこで仕入れているのか分からない業者も多く、安心して購入できないのだ。
日本の家電のほとんどは100V仕様。一方、韓国は220V。日本の炊飯器を韓国で使うには変圧器が必要になるが、これがなかなか厄介だ。大きくて場所を取るし、重いのでちょっと動かすときも面倒。加えて、変圧器を使っても長期間の使用には不安が残る。
海外仕様の220V対応炊飯器を購入するという手もあるが、これも一筋縄ではいかない。ネットショップの販売店の対応がまちまちで、修理やサポートが受けられるか不透明。そもそも、どこで仕入れているのか分からない業者も多く、安心して購入できないのだ。
日本の家電がフリーボルトになれば…
もし日本の家電が最初からフリーボルト(100V-240V対応)になっていれば、どんなに便利だろう。確かに製造コストは上がるかもしれないが、日本製の家電は海外製品と比べても決して高価ではない。それを考えれば、フリーボルト化のメリットは十分にあるはずだ。
今、日本を訪れる外国人旅行者はかつてないほど増えている。彼らの多くは、日本製品の品質の高さを知っている。しかし、せっかく日本で購入しても自国の電圧に対応していないため、泣く泣く諦めるケースも少なくないだろう。
日本の家電メーカーの皆さん、ぜひフリーボルト対応をご検討ください!
今、日本を訪れる外国人旅行者はかつてないほど増えている。彼らの多くは、日本製品の品質の高さを知っている。しかし、せっかく日本で購入しても自国の電圧に対応していないため、泣く泣く諦めるケースも少なくないだろう。
日本の家電メーカーの皆さん、ぜひフリーボルト対応をご検討ください!
まとめ
韓国と日本の家電の耐久性の違いは、私にとってひとつの異文化体験だった。そして、日本の家電が海外の環境でも使いやすくなれば、さらに多くの人にその素晴らしさを実感してもらえるはずだ。
この内容が、韓国に関心のある方、韓国在住またはこれから移住を考えている方、そして日本の家電メーカーの方々にとって、少しでも参考になれば幸いだ。
この内容が、韓国に関心のある方、韓国在住またはこれから移住を考えている方、そして日本の家電メーカーの方々にとって、少しでも参考になれば幸いだ。